お知らせ

「歯並びは様子見で」と言われる理由

歯並びが気になって歯科を受診した際、
「今は様子を見ましょうね」
と言われて、不安に感じたことはありませんか?

「このまま放っておいて大丈夫なの?」
「何もしてもらえないということ?」

そう感じるのは、とても自然なことです。

「様子見」と言われる理由は、一つではありません

実は、
「様子見ましょうね」と言われる理由は、一人ひとり違います。

それは、
• どのような方法で歯並びを治していくつもりなのか
• お子さんの成長の状態
• ご家庭の環境や、取り組める内容

これらを総合的に考えて判断されるからです。

治療の考え方によって、「待つ」意味は変わります

例えば、一般的な矯正治療を前提に考える場合、
• 永久歯がすべて生えそろってから治療を始めよう
• 歯の生え変わりの時期に、前歯はいったん整う可能性があるため、その後の様子を見ればよい
• 成長の予測が難しいため、今は無理に治療を始めなくてもよい

といった判断になることがあります。
これは、かかりつけ医の治療方針によって変わる部分でもあります。

また、
• プレオルソ
• EFライン

といった装置を使用し、
それでも整わなければ、
• 永久歯が生えそろってから
• インビザラインやマルチブラケットで治療する

という考え方もあります。

当院の「様子見」は、少し意味が違います

当院では、
頭の骨の成長、歯の生え方、
そしてなぜ歯並びが崩れるのかという理由を重視しています。

その結果、
体にとって負担やリスクが少なく、
健康そのものを増進できる治療として
MRCシステムに基づいたマイオブレース矯正を推奨しています。

そのため、当院でお伝えする
「もう少し待ちましょう」という言葉は、

5歳未満で、まだ矯正以前に整えておくべきことがある場合
に使われることが多くなります。

これは、
「何もしない」という意味ではありません。

今は歯を動かすよりも先に、整えておくべき土台がある
という考え方です。

放置と様子見は、まったく違います

医療における「様子見」は、
放置とはまったく違います。
• 成長の変化を定期的に確認する
• 歯の生え方や噛み合わせをチェックする
• 必要なタイミングを逃さない

こうしたことを目的とした、積極的な判断です。

最後に

歯並びの治療は、
「早く始めれば安心」というものではありません。

どんな方法で治していくのか、
そのために今、何を優先すべきなのか。

お子さん一人ひとりの成長と、
ご家庭の状況に合わせて、
「今は様子を見る」という選択をすることがあります。

不安なことや疑問があれば、
どうぞ遠慮なくご相談ください。
一緒に、今と将来を考えながら進めていきましょう。